スタンダードプリコーション(標準予防策)

全ての患者さんのケアに際して普遍的に適用する予防策で、どのような場合においても実施する「基本的な感染症対策」のことを指します。患者さんの汗を除く分泌物(血液・体液)、排泄物、傷のある皮膚、粘膜などを感染のある物質とみなして対応することにより、感染症の有無を問わず、全ての患者さんとわれわれ医療従事者双方における病院感染の危険性を減少させる予防策でもあります。当院院長は、医療関連の各職種の役割を理解し、感染制御の専門的知識を有するインフェクションコントロールドクター(infection control doctor、ICD)として、日本有病者歯科医療学会より推薦(日本有病者歯科医療学会推薦 認定番号 MC0096)を受けております。徹底した感染予防に勤め、研鑽を積んでおります。下記にICDの役割及び義務について掲載致します。

認定ICDの役割と義務(ICD制度協議会HPより抜粋)
ICDは感染対策に関係する多くの職種の役割を理解すると共に、感染制御に関する専門的知識を基にそれらを統合し、効果的対策を実践する専門家でなければなりません。本制度では医師であること、もしくは感染症関連分野のPhD(ドクター)の学位を有していることが要求されますが職種は問いません。
ICDは病院感染を防止するために主として次のような役割を果たします。

• a)病院感染の実態調査(サーベイランス)
• b)病院感染対策の立案と実施
• c)対策の評価および対策の見直し
• d)職員の教育・啓発
• e)病院感染多発(アウトブレーク)時の対応
• f)伝染性感染症発症時の対応

＊詳しくは下記ICD制度協議会HPをご参照ください。